厳かな挙式を終えられたら次は結婚披露パーティーです。
ほとんどのカップルが挙式を終えると披露宴を行います。
披露宴での最初の演出といえば「ウェディングケーキ」にまつわるものが多いですね。ケーキカットに始まり、ファーストバイトも人気です。ファーストバイトに止まらず、ご両親に感謝を表す「ラストバイト」や「サンクスバイト」もケーキを使った演出です。
結婚式を華やかに演出してくれるウェディングケーキも多種多様。
どんなケーキを準備するか、そのケーキを使ってどんな演出を行うか考えるだけでもワクワクしますね。最近では海外の結婚式で登場するようなオシャレなケーキもたくさんあります。
ウェディングケーキのデザインはお二人の個性かもしれませんね。
1. ネイギットケーキ(Naked Cake)
人気急上昇中のウェディングケーキ。ネイギットとは「はだか」という意味。
今まではケーキというと中のスポンジが見えることなく、表面にたっぷりのクリームが塗られていますが、ネイギットケーキは表面にクリームは塗らず、スポンジとスポンジとの間にクリームを挟んだりしていますが側面のスポンジを丸見えにさせたケーキです。
このネイキッドケーキを世に広めたのはNYの「モモフク・ミルクバー」です。
1-1. ネイギットケーキの魅力
欧米で人気だけあってとにかくオシャレ!カジュアルやアットフォームな雰囲気も少しゴージャスな雰囲気もスポンジの層を増やしたり、フルーツやケーキ周りのデコレーション次第で幾通りにでも変化させることができます。スポンジが見えているところがウリですのでスポンジ部分をチョコレートやココアにするとカラートーンを下げることができますのでスポンジのチョコレート色とクリームの白のストライプがスタイリッシュな雰囲気も演出してくれます。
2. ペタルケーキ
こちらも人気が出てきているウェディングケーキ。ペタルとは「花びら」の意味。
ケーキ全体を生クリーム、アイシングクリームで花びらをイメージしてケーキ全体をデコレーションした見た目にもとてもかわいいケーキです。見た目がかわいいのでこのケーキひとつで会場が華やかになります。
もともとはクリームやスポンジをグラデーションさせたカラフルなバタークリームケーキのことを「オンブルケーキ」といい、オンブル(omble)とはフランス語で「階段・グラデーション」という意味があります。ペタルケーキはオンブルケーキの一種になります。
2-1. ペタルケーキの魅力
ペタルケーキの魅力はアレンジの幅の大きさ。クリームの色を変えることができますので、お二人のウェディングのテーマカラーをケーキを作ることも可能です。クリームをグラデーションさせたり、ハートやスクエア型など形のアレンジも自由自在。お二人のオリジナルのウェディングケーキをデザインすることができます。
3. カラードリップケーキ・垂らしこみケーキ
オーストラリア・シドニーのスイーツメーカーがこのトレンドの発信地です。
ウェディングケーキのデザインというよりは演出に近い感じですが、デコレーションされたケーキのトップからソースをたらりとかけて完成になります。
「夫婦で未来を切り開く」ウェディングケーキ入刀の演出ではなく、たっぷりのソースをお二人でかけて「新しい夫婦としてケーキを完成」させます。そういった意味を込めることもできます。
3-1. カラードリップケーキの魅力
真っ白なケーキを用意すれな上からかけるソースの色で様々なアレンジができることが特徴です。
もちろん、ソースを垂らし、ケーキを完成させた後にさらにケーキ入刀を行なっても良いですし、そのままファーストバイトもできます。ケーキを使った演出を最大限に行うことができるのがこのケーキの魅力かもしれません。ソースの流れ方によってどんなデザインに仕上がるのかも楽しみですね。
4. ロングロールケーキ
見た目にインパクトのあるウェディングケ-キです。長さを活かした演出ができます。
ゲストを楽しませたいお二人にはウェディングケ-キの登場から演出を仕掛けてください。
ケ-キの側面に2人のこれからの新しい生活への宣言を書くのも良いですし、ゲストが長いケ-キにデコペンでメッセージを書くのも楽しいかもしれません。
そしてケ-キカットは新郎新婦だけでなくお二人に縁のあるご両親やお世話になった方みんなで行うのも楽しいですね。長さがあるケ-キならではの演出です。
5. ビックショートケーキ
こちらもインパクトのあるケ-キの種類。通常のショ-トけ-キの何倍??と思わせるサイズのケ-キです。子供の頃に夢見た?大きなショートケーキでゲストも思わず笑顔になってしまう演出ができます。
6. フルーツシャワーケーキ
ケーキからフルーツがあふれ出たようなフルーツたっぷりのケーキです。フルーツが大量なのでインパクトも大きく、ゴージャス感が出ます。使用するフルーツによってケーキの雰囲気も変わりますのでどのフルーツを使用するか考慮されると良いですね。
7. ウェディングケーキのオーダーについて
今、流行のウェディングケーキを是非自分の結婚式で取り入れたい!と思うカップルはケーキのオーダー方法に関心が湧いてくるはず。そこでウェディングケーキのオーダーについての基本知識を知っておきましょう。
7-1. 予算に収まるか
お二人のイメージでどんどん装飾注文をしてゆくと会場の装花のようにどんどん値段は上昇してゆきます。そこでまず考えておきたいのが予算をどれぐらいにしておくかです。
おそらく、一人あたりの金額があると思われますので1000円なら1000×ゲストの人数でおおよそのケーキにかけられる金額が算出できるはずです。
7-2. 見た目か味か
見た目も良く、味も抜群!がもちろん理想です。ホテルや専門式場でのケーキに味の心配はそれほどいらないと思いますがデザイン性に凝ったケーキの場合はフルーツたっぷりのケーキよりも具材が少ない場合があります。
デザイン性の高い例えばペダルケーキのようにフルーツを載せることがない場合もありますのでフルーツの有無についても検討事項に入れたいですね。
もちろん、旬の果物がありますのでフルーツにこだわる場合は季節の考慮も必要です。
7-3. イメージの伝え方
オリジナルケーキを注文する場合はパティシエにより具体的に伝えるために参考写真やイラストの持参は必須です。日頃からウェディングケーキを作られているパティシエさんでしょうから参考写真があればより伝わりやすくなります。
8. まとめ
結婚式でウェディングケーキは様々な演出ができるためマストアイテムになる傾向があります。
ケーキ以外での演出も楽しいものがありますが、最近では色々な工夫を凝らしたケーキがありますのでお二人の個性を引き出すことができます。
結婚式にも流行がありますので上手に取り入れてこだわって選んだウェディングケーキの前でベストショットを是非納めてもらいたいです。
そのためには会場選びの時点からウェディングケーキについては比較要素の一つにするか、外部のケーキ屋さんから持ち込みができるかどうかを会場側に確認をしておくことも必要になってきます。