ファーストバイト以外もある!ケーキを使った胸キュン演出

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ファーストバイトはケーキカットの後で新郎新婦が切り分けたケーキの一切れをお互いに食べさせ会う演出。

厳かな雰囲気の中で緊張した挙式が終わってリラックスしたお二人の笑顔こぼれる披露宴・パーティでの人気の演出ですのでお互いにケーキを食べさせあうだけではなんだかもったいない。

プラスαの演出とウェディングケーキのことについてのまとめ。

1. まずはウェディングケーキ入刀

結婚式の大定番「二人の初めての共同作業」です。

新婦にケーキナイフを両手で持たせてあげ、新郎は新婦の腰に左手をまわして、右手は新婦の両手にそっと添えて、ゆっくりケーキの真ん中に入刀します。

披露宴のおいて、絶好のシャッターチャンスとなる演出ですので、新郎新婦は笑顔で皆さんの方に目線を向けてあげましょう。

囲まれるカメラにどのカメラで撮ってもらえているのかわからなくなります。

後の素敵な写真のためにもお二人で目線がバラバラにならないように右側を見よう、左側を見ようなど見るところを合わせてあげると新郎新婦が笑顔でいるものの、視線がバラバラの写真にはなりません。

ただしゲストのカメラ目線だけでなく、お二人がお互いに視線を合わせて微笑むことも忘れずに。そのショットが一番微笑ましいです。

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1-2. ウェディングケーキの意味って知ってる?

いくつかの説がありますが、古代ギリシア時代、繁栄を祈願して花嫁の頭上にビスケットをまいたことが起源とされているようです。

現在の“ウエディングケーキ”の形に最も近いのは、18世紀イギリスのビクトリア女王ご成婚のときに登場した3段重ねのシュガーケーキ。

また、西洋では「悪魔は甘いものが嫌い」という言い伝えがあり、ふたりの門出に悪魔が近寄れないように、との意味もあるそうです。

1-3. ウェディングケーキの種類

ウェディングケーキにもいろいろな種類があるのをご存知でしょうか?

1-3-1. 生ケーキ(フレッシュケーキ)

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現在主流となっている、スポンジケーキやフルーツケーキを生クリームで飾ったもの。

ケーキ入刀後にゲストにデザートとして食べてもらえるのが最大の魅力。デザインも味もアレンジ自在。

・メリット

コースの最後にみんなで美味しく頂くことができる。ケーキ入刀、ファーストバイトなど演出ができる。生ケーキならではの迫力がある。高さがないので新郎新婦の顔がケーキで隠れることがない。

・デメリット

列席者様の年齢層などによって手をつけてもらえないことも多い。デザインに一定の制限がある。値段が高い。後ろの方のゲストには高さがないので手元のケーキが見えにくい。

1-3-2. イミテーションケーキ

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ケーキ入刀する一部分だけ本物のケーキを使った、食べられないケーキ。高さや華やかさを出すには最適で、生ケーキに比べてリーズナブルなのも魅力。デザインも自在。

・メリット

食べられるものじゃ難しい迫力ある大きさのものができる。レンタル業者などもあるので搬入搬出をお任せできる。パーティーの最中飾りっぱなしでも大丈夫

・デメリット

飾り物ではあるので「ケーキ」として認識されないことが。ケーキならではの演出が難しい。ファーストバイトはそのケーキではできないので別にケーキを用意することが必要。

1-3-3. シュガーケーキ

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ウエディングケーキの風習が始まったイギリスの伝統的なケーキ。

固く焼いたフルーツケーキにシュガーペーストでデコレーションしたもので、保存がきくことから、1段目は披露宴に来てくれたゲストに、2段目は出席できなかった人たちへの贈りものとして、3段目は結婚一周年(または、最初の子どもが産まれたとき)に食べるのが慣わし。

・メリット

海外のウェディングケーキのような憧れのデザインができる。中のケーキをカットしてギフトにすることができる。パーティー中ずっと飾っていられる。

デメリット

パーティー中にカット、梱包と手間がかかる。演出に制限がある。ファーストバイトには別にケーキが必要。持ち込みが難しい場合も有る(飲食物のため)

1-3-4. クロカンブッシュ

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フランスの伝統的なウエディングケーキ。小さなシュークリームにカラメルをつけて円錐型に積み上げたもの。シューはフランス語でキャベツを意味し、子孫繁栄の願いが込められている。

シューの数が祝福してくれる人々をあらわすとも言われ、できる限り高く積み上げるのが習わし。カラメルが堅いためケーキ入刀は木槌で打つのが本式。

・メリット

生ケーキが主流なので個性的な演出ができる。

・デメリット

費用が高くつくところもあるので要確認

2. ファーストバイトへ!

ウェディングケーキ入刀が終了したら次はファーストバイトの演出にうつります。

ファーストバイトについてこの機会にしっかりと把握しておきましょう。

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2-1. ファーストバイトとは

ファーストバイトとは、ケーキカットをした後に、そのケーキを新郎新婦が一切れずつ食べさせ合うという演出のことを指します。ケーキシェアリング、ファーストイーティングともいいますが、ファーストバイトという言い方のほうが広く知られていると思います。

ファーストバイトの「バイト」とは、英語で「かじる」という意味。

生ケーキであればケーキカットしたものを使いますが、イミテーションケーキであれば、用意しておいたホールケーキや一口大のケーキを使います。

この時に使用するフォークやスプーンを二人の記念のカラトリーにしたり、または笑いの演出のために新郎用には巨大なカラトリーを用意したりアレンジがいろいろできます。

新郎は新婦に食べさせてあげるときはお口周りを汚さないように気をつけてあげます。そうしないと新婦はお化粧直しに行かなくてはいけなくなります。

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2-2. ファーストバイトの歴史・由来

この習慣は、もともと欧米に古くからあるもの。

新郎から新婦へ食べさせるのは「一生食べるものに困らせないよ」新婦から新郎へ食べさせるのは「一生美味しいものを作ってあげるね」という意味が込められています。

また、生活を支えていくという決意で新婦から新郎に向けての一口は、「一生美味しいものを作っていく」に加えて、

「家事により新郎の体調管理をしっかりする」

という決意にもなるそうです。

昔の日本のケーキカットはイミテーションが多く、この演出もあまり知られていなかったのですが、最近は生ケーキを使用することが増えた為、この演出も人気が出てきています。

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3. ラストバイト&サンクスバイトって知ってる?

3-1. ラストバイト

ラストバイトとは、ケーキカット後に、両親から新郎新婦へ食べさせてあげるサプライズ演出です。「赤ちゃんのときから食べさせてもらっていた親から子どもへの食べ納め」という意味が込められています。

新郎新婦がそれぞれの母親から最後の一口をもらうことで改めて親元から離れて独立するという実感がわくかもしれません。

3-2. サンクスバイト

サンクスバイトは、ファーストバイトやラストバイトに比べるとややマイナーですが、「今まで美味しいご飯をありがとう」という気持ちを込めて、新郎から新郎両親へ、新婦から新婦両親へケーキを食べさせてあげるサプライズ演出です。

少し照れくさいかもしれませんが披露宴中は会場の一番後ろから晴れの日のお二人を見守っていらっしゃるご両親です。ラストバイトをお願いしたらそのままサンクスも伝えてみるのはどうでしょうか。

司会の方にも協力してもらい、新郎新婦の好きだったお母様のお料理を紹介してもらったり、お母様に作ってもらったお弁当の思い出やそれぞれの家庭の食に対する思い出をナレーションしてもらえれば感謝をつたえるのはラストのシーンだけではない演出になります。

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4. ファーストもラストもサンクスもアイデア次第!

ファーストバイトだけをお二人で行ってももちろん構わないです。ラストバイトを取り入れるもサンスクバイトをするも全てはお二人のアレンジ次第で「このようにしなければならない」ということは何もありません。

お二人の思い出にのこり、お二人のために集まったゲストを笑顔にできる「ふたりらしい」演出を考えてみてください。

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5. まとめ

ウェディングケーキをどのようなものを準備するか、またそのケーキをどのように自分たちの演出に使用するかのアイデアは限りなくあります。

最近では和婚もブームですので和に特化してケーキではなく、お祝い樽酒を準備して鏡開きをするカップルもいます。お酒好きが多いゲストでしたら甘いケーキよりも喜ばれるかもしれません。

お二人の結婚式ですが、ゲストにも楽しんでもらうことを考えているカップルも多いはず。

演出をふたりの思い出だけでなく、感謝の場にもできるのでアイデアをしぼって感動する演出をしてください。

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