婚姻届を出した日を結婚記念日とするか、たくさんの人に見守られ挙式や披露宴を行った日を結婚記念日にするかは人それぞれだと思います。
一年に一度巡ってくる「記念日」を二人にとって大切な夫婦の日にしたいものです。
せっかく愛を誓った二人ですから。夫婦のコミュニケーションを深める絶好の機会です。結婚記念日はその年数によって様々な名前が付けられています。
二人で重ねる結婚記念日の意味を知っていつまでも夫婦睦まじく過ごしましょう。
1. 結婚記念日の発祥はイギリス
日本ではもともと結婚記念日を祝う習慣はなかったそうです。理由は日本では夫婦よりも家同士の絆の方が重要視されていたからです。
イギリスでは結婚記念日を結婚5年目、15年目、25年目、50年目、60年目の5回だけだったとか。
その後、結婚記念日を祝う習慣がアメリカへ伝わり、祝う回数が今のように増え、そして日本に伝わったそうです。
2. 日本初の結婚記念日のお祝いをした人
日本ではイギリスにならって結婚記念日を祝ったのは明治27年と言われています。明治天皇です。
明治天皇が銀婚式「大婚25年祝典」を催したのがはじまりとされています。
戦後はアメリカの影響を受けて現在のように毎年結婚記念日を祝う人が増えてきたそうです。
3. 「欧米式」と「イギリス式」
結婚記念日の数え方には「欧米式」と「イギリス式」があるそうです。
欧米では結婚記念日のシンボルが決まっていてそのシンボルをイメージするグッズをお互いにプレゼントしあいますが、正式には夫から妻へ送るのが習わしだそうです。
4. イギリス式結婚記念日名称と意味一覧
1年目:紙婚式
真っ白な白紙の未来に二人で夢や希望をかいてゆきましょう
2年目:綿婚式/藁婚式
質素・倹約の意味。将来のことを考えて贅沢をしすぎないように。
3年目 : 皮婚式/革婚式
倦怠期になりやすい時期です。革のように粘りつよく、お互いにいしなやかな気持ちを持ちましょう。
4年目:花婚式
3年目を乗り越え、花が咲き実がなる時。これまでのことに感謝し、これからも一緒に過ごしてゆくことを誓います。
5年目:木婚式
5年の月日が流れ、夫婦がようやく1本の木のように固く結ばれる時です。これからが本当の二人の人生のはじまり。二人で素晴らしい人生を歩むことを誓います。
6年目:鉄婚式
鉄のように強い二人の人生の絆を願う年。
7年目:銅婚式
7年目は家族や財産など暮らしが安定する時期。胴に例えてその安定を喜びます。
8年目:ゴム婚式/青銅式
ゴムのように弾力のある夫婦の関係を。優しくしなやかな気持ちを持ちましょう。
9年目:陶器婚式
ヒビが入らなかった二人の関係に感謝。これまでのお互いの思いやりや愛を感謝する年。まるで陶器を扱うように大切にしましょう。
10年目:錫婚式/アルミ婚式
錫のように美しく、清らかにそして柔らかく。お互いが歩んできた10年に感謝と愛を。
11年目:鋼鉄婚式
鋼のように固くて強い愛で結ばれている二人。これからもこの絆を大切にしましょう。
12年目:絹婚式
絹のように柔らかくきめ細かい二人の愛情。思いやり、愛情、優しさ。これからもこの想いを大切にしましょう。
13年目:レース婚式
レースのように美しく織りなしてゆく愛の形。これからも二人の糸で素晴らしい愛を織り続けましょう。
14年目:象牙婚式
象牙のように長い年月を重ね、そして年齢を経てこそ輝いてゆく二人の関係。この輝きをいつまでも。
15年目:水晶婚式
水晶のように透きとおるような輝き。これからもお互いに汚れない二人の心で。
20年目:磁器婚式
長い歳月と共に価値が増す磁器のような夫婦の関係。これからもお互いに二人の価値を認めて関係を大切に。
25年目:銀婚式
いぶし銀のような深みのある二人の美しさを。(いぶし銀は華やかさはないもののの実力があることのたとえ。)
30年目:真珠婚式
海の宝石に富と健康を例えます。これからの二人の人生も素晴らしいものでありますように。
35年目:珊瑚婚式
珊瑚は何十年、何百年と長い年月をかけてじっと成長を続けます。二人の愛も長い年月をかけて成長してきました。これからも珊瑚のように成長を続けて。
40年目:ルビー婚式
ルビーの真紅色のような二人の深い信頼関係。40年の歳月とお互いの絆に深い感謝をこめて。
45年目:サファイヤ婚式
45年の結婚生活。ここまで夫婦を続けてこられたのはお互いの誠実さ。そして固い絆で結ばれていたから。
50年目:金婚式
結婚生活50年。金色の輝きを得た素晴らしい記念日です。二人と関わる全ての人たちに愛と感謝を。
55年目:エメラルド婚式
エメラルドのような深い緑に深みと価値のある夫婦の暮らしをたとえて。
60年目:ダイヤモンド婚式
長寿と一族の繁栄を意味する最高の結婚記念日。二人に関わる全ての人たちの素晴らしい人生をねがって。
5. 結婚記念日には何をする?
結婚記念日には記念日に贈るものの名前が付けられています。例えば1年目は「紙婚式」ですのでアルバムや手帳などの紙製品を贈ることがならわしです。50年目の「金婚式」では金製品になります。
贈り物と一緒に花をプラスするのも良いアイデアです。またその花も結婚記念日の回数に合わせた本数でも素敵ですね。
6. まとめ
いつを二人の結婚記念日にするかは婚姻届の提出した日か挙式・披露宴の日か感覚は人それぞれです。
これから婚姻届を出し、挙式披露宴を行うカップルは日にちにこだわりがないなら、どこかの祝日を二人の結婚記念日にするのはいかがでしょう?
祝日は結婚して何年経っても「記念日は祝日」になります。職業によって祝日も関係なく仕事の人もいるとは思いますが祝日がお休みのお仕事のカップルならその日は二人でゆっくりと過ごすことができるでしょう。毎年やってくる結婚記念日の過ごし方が楽しみになるかもしれませんね。
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