現地時間5月19日の正午にイギリス王室のヘンリー王子とメーガン・マークルさんの挙式が行われました。
世界中のメディアがロイヤルウェディングを報道していましたね。ウィリアム王子の結婚式の際のキャサリン妃のブーケがとっても素敵なスズランのブーケでしたのでメーガン・マークルさんのブーケもとても楽しみでした。
メディアでもよく語られていたのがこのブーケに対するストーリー。花嫁が持つブーケだからこそストーリーがあるとブーケにも思いが込められて素敵ですよね。
1. ヘンリー王子が自ら摘んだ花をブーケに
メーガンさんの手の中にあるウェディングブーケ。そのブーケにはヘンリー王子がケンジントン宮殿の庭で自ら摘んだものだそうです。その中には彼の母親である故ダイアナ元妃が大好きだった「ワスレナグサ」もあったとか。
ブーケに亡き母親の好きな花を入れるということはブーケを持つ花嫁にも王子の思いが伝わりそうですよね。
2.イギリス王室の風習
2-1. イギリス王室の「ミルテの枝」
ヨーロッパでは古くから花嫁がミルテの花や枝を身につけることが風習でありました。ミルテはドイツ語。英語ではマートル、日本語ではギンバイカと呼ばれる花で愛の女神の植物で愛や不死、純潔を象徴するともされて花嫁のブーケに使われるそうです。
イギリス王室のミルテは1840年のビクトリア女王とアルバート王子の結婚式の時、ビクトリア女王が植えたものでそれ以降、イギリス王室の花嫁は同じミルテの木から摘み取られた枝をブーケに入れてあるのだとか。今回のメーガンさんのブーケだけでなく、キャサリン妃のブーケにもこのミルテの枝は使われていたようですね。
2-2. 愛らしいスズランのブーケ
イギリス王室の花嫁は共通してスズランをブーケに使っています。
キャサリン妃もスズランのブーケ、ダイアナ元妃もスズランを使用していました。ブーケにスズランを使った他の英国王室の花嫁には、1960年に結婚したマーガレット王女、1973年に結婚したアン王女、2005年にチャールズ皇太子と結婚したコーンウォール公爵夫人カミラがいるそうです。
先述したミルテの枝のような意味があるのかどうか不明ですが伝統と格式があるイギリス王室の花嫁のブーケに共通している花があるとその花をブーケに使うことによって王室の一員になったような気分になりそうですね。
2-3. ブーケトスはしない
結婚式後は、ブーケをウェストミンスター寺院にある無名戦士の墓に捧げるのが習わし。これは、第一次大戦で亡くなった兄のファーガスに敬意を表するため、クイーン・マザーが1923年に始めたことがきっかけになっているそうです。
3. ウェディングブーケにストーリーを加えよう
花嫁が結婚式に持つ特別な花束がウェディングブーケですからもちろんどんな思いを持って持つかはお二人次第になります。ドレスに合わせてブーケを選ぶことはもちろん大切です。
ただ、「特別な花束」がウェディングブーケですのでその花束にもう1つ意味を持たせることによってかけがえのない思い出が添えられると考えます。
お母さんの好きな花を使う、彼が選んでくれた花をメインにブーケをデザインする・・・ブーケに使用する花を中心に考えても良いです。
私のところには「誰が作るか」というストーリーを加えに多くの花嫁さんがやってきます。
お母さんと二人で束ねるブーケ、彼に束ねてもらうブーケ。親友と一緒に束ねるブーケ。姉妹で束ねるブーケ。いろんなことを話しながら完成させたブーケは花嫁にとって思い出深いストーリーを持った特別なウェディングブーケになっています。
4. まとめ
イギリス王室のヘンリー王子はケンジントン宮殿の庭で自ら摘んだ花で花嫁のメーガンさんのブーケを作ってもらったそうです。その花の中には亡き母親の愛した花もあったとのこと。王子が色々な思いで摘み集めた花で作ってもらったブーケにはイギリス王室の風習も含めてたくさんのストーリーがありそうですね。
ウェディングブーケにストーリーを加えることによってそのブーケはさらに特別なものになりそうです。
あなたもストーリーを加えることを意識してウェディングブーケを準備してみませんか?