花嫁が手に持つウェディングブーケ。美しく見せるためにはコツがあります。
慣れないドレス姿で歩くとどうしてもドレスを踏んでしまわないかと意識がそちらに集中しがちになってしまいます。
よくあるのが気づくと手にしているブーケのことはすっかりそっちのけでブーケが胸元に。特にドレスの胸元に刺繍やビーズなどの装飾がある場合、せっかくのドレスをブーケが隠してしまい台無しにしてしまいます。
悩んで決めたウェディングドレスを最高にキレイに見せるためにも、そして美しい花嫁姿の写真や動画を残しておくためにも知っておきたいですね。
少し意識して振る舞うだけですので誰にでも簡単にできます。ブーケを手にしたらぜひ鏡の前で持ち方のチェックをしてみてください。
1. ブーケの正しい持ち方
ウェディングブーケは花の中心が正面に来るように注意しておへその少し下の位置で軽く持つことが一番美しいと言われています。高い位置に持ってきてしまうと肘が貼ってしまいキレイに見えません。
頭から両肩、ブーケまでが三角形ではなく楕円形を保つように持つのが理想的です。
ウェディングブーケの形や大きさによってはほっそりとしたウエストに見せてくれる嬉しい効果もあります。
1-1. ブーケホルダーを使ったブーケの持ち方
ブーケホルダーを使ったブーケでは持ち手を握ったら正面から見て美しく丸に見えてお花がゲストに対して正面を向くように角度を決めて作ってあります。リボンは花嫁さん側についてあることがほとんどです。
ブーケホルダーのブーケは重みがあるのでその重さのために手が疲れてしまってブーケが下を向いてしまうこともしばしば。それはとても残念!
それを回避するには持ち手の部分(ホルダー)の手前側に小指を掛けると下向きだったブーケが自然な角度で上を向いてくれます。
1-2. クラッチブーケの持ち方
最近流行している花を束ねたままを思わせる茎の切り口が見えているデザインの「クラッチブーケ」はこのウェディングブーケの特徴としてはステム。そのまま持つとお花は真上に向いてしまいます。
少し前に傾けるか真ん中より少し脇で持ってブーケの正面がゲストに見えるように持つことが大切です。両手で持つのも良いですが、スレンダーラインや胸元にポイントがあるドレスの場合、写真撮影の時などに片手で持つとスタイリッシュな雰囲気も楽しむことができます。
2. シーンに合わせて持ち方を変えよう
2-1. 歩く時
歩くときは常にブーケはおへそのウエストラインに。初めてのドレスにゲストの視線が集まると緊張はピークですね。
上手に歩くことを意識しすぎると手が上がりブーケは段々胸の位置にやってきます。
おそらくウェディングブーケを持つこと自体も初めての花嫁サマも多いはず。ブーケを前もって手にすることができたならブーケの維持する位置を鏡の前で確認し、本番ではそこを意識して臨まれると良いでしょう。
2-2. ベールダウンの時
ベールダウンセレモニーの予定のある花嫁さんはベールダウンの際、ベールと顔の間にブーケを入れるように持つと顔の前に空間ができます。そして少し高めにブーケを持つとベールが直接顔にかからないようにすることができます。
2-3. 誓いのキスの時
挙式の進行状態でこの時にブーケを持っていない花嫁さんもいるかと思われますが、手に持つシチュエーションの場合は右腰あたりでブーケを両手で持つとより美しい花嫁姿をゲストに見せることができます。
そのような写真が欲しい場合はコーディネーターの方に相談してみると良いでしょう。
大勢のゲストの前で誓いのキスをすることに抵抗を持っているカップルも多いと聞きます。そんなカップルには二人の顔の部分にワザとブーケを持って来て写真を残しておくと後で見て微笑ましいショットに見えますね。
ブーケの持ち方によってこのような使い方もできます。
2-4. 写真を撮るとき
結婚式では二人で並んで立つ機会が多く、ゲストも幸せそうな二人のショットをカメラに収めようとしてくれますね。
そこで気をつけたいのが「真正面を向いて並ばないこと」そしてブーケはおへそのあたりに意識して。
並んで立つ時はお互いが自分の内側の方を引くようにして新婦は新郎よりさらに後ろに引き、肩が少し重なるようにすることがコツです。イメージは漢数字の「八」のイメージです。顎を少し引くときちんと感が出ます。
3. まとめ
お二人の結婚式ですからブーケの持つ位置までしっかりと決めなくても・・・と思われるかもしれませんがここぞ!という時には最高の姿を残しておきたいものです。
お二人の最高の瞬間ですから美しい姿でゲストの前に立ちましょう。それにはやはりポイントとしてキレイに見せるためのコツは必須です。
ウェディングブーケはあまり低い位置で持ってしまうとだらしなくも見えます。美しい花嫁姿をゲストに診てもらうためにぜひ参考にして練習しててください。背筋を伸ばしてピンとした姿勢で優雅な花嫁になってくださいね。